2001-01-01から1年間の記事一覧

モズグス様フォーエヴァー ルカとジェローム

ルカの冒険 「断罪編・生誕祭の章」でガッツのいない場所、見ない場所に現れ、物語を支えたのはやっぱりこのルカ姉さんでしょう。アルビオンに流れ着いて娼婦となった浮浪の少女たちを取りまとめて共同体を作り、そのリーダー格に収まっています。 その迷わ…

モズグス様フォーエヴァー モズグス様言行録

今回「生誕祭の章」を解読して“ベルセルク論”まで持って行こう……かな〜?っと思っているのですが、とりあえず、モズグス様から行こうかなと。(実はモズグス様自身は“ベルセルク論”とはあんまり関わらず、ホントに「生誕祭の章」を盛り上げるためだけに存在…

モズグス様フォーエヴァー 序文

(※序)『ベルセルク』に登場した異端審問官“モズグス様”は奇妙な魅力があった。…と書いて賛成してくれる人はなかなかいないと思います(汗) 岩石を思わせる異様な風貌。絶対的信仰を根拠に、異教徒、犯罪者に残酷な刑罰を処して行く。人々に忌み嫌われた奇…

迫害される物語 『妖怪人間ベム』

『妖怪人間ベム』という作品を覚えている人は、非常に怖い記憶と共に覚えていると思う。 TVアニメの草創期に作られた、独特の雰囲気と世界観、そして優れた脚本力を持った名作。ベム、ベラ、ベロの三人の妖怪人間は、はっきり言って人間の姿の時も怖いのだ…

おたく語会話(1)…“回る”

「今週の一番」なんかで、LDやGiGiはよく“キャラが回る”(あるいは“ストーリーが回る”)という会話をします。これは一体なんなんでしょう?ちょっと不親切?というのが今回のお話です。「マジック・ザ・ギャザリング(以下、MTG)」というゲームが…

魔球勝負!

僕は魔球が大好きである。凡そマンガの世界における必殺技が大好きなのだが、その中でも“魔球”は代表的な分かり易さを持っていると思う。ド派手で、破天荒で、宇宙の法則を捻じ曲げたような魔球もさることながら、さらに僕を魅了して止まないのは、その無茶…

モズグス様フォーエヴァー ニーナの冒険

さて、いよいよニーナさんの話です。難民街で娼婦をやり、性病に冒された可哀想な娘。個人的に「生誕祭の章」は実はこの娘の物語がかなり主格に近いと思っています。ひたすら死を恐れ、怯える以外、何の主体も持ち得ないキャラのため、結局、これといった劇…