1998-01-01から1年間の記事一覧

ルシオラ事件

ルシオラは何故、三度死んだか? 横島くんの子供として転生という結末を迎えたルシオラですが「ジャッジメント・デイ!!」においてルシオラは“三度死んだ”という解釈は成り立つと思います。 :ベスパとの戦いに参戦して瀕死の重傷を負った横島に自分の霊基…

ルシオラ事件 回天編

私の記憶が確かならば・・・ 少し記憶が薄れてしまってるのですが、「ワン・フロム・ザ・ハート!!」を読んだ後、ぼくはこの先の見えない展開を色々と考察し「もしかしたら『GS美神』は終了するかもしれない」という結論に達しまして、気になって巻末の作…

ルシオラ事件(リスト)

ルシオラ事件 序文 ルシオラ事件 展開編 ルシオラ事件 回天編 ルシオラ事件

無敵ヒーローとピンチヒーロー

『無敵ヒーロー』『ピンチヒーロー』とは? ぼくは様々なフィクション作品に登場する“戦う”人物には大きく分けて『無敵』タイプと『ピンチ』タイプがいると思っている。とりあえず簡単に説明すると『無敵』タイプは強すぎて何者も勝てない状態の痛快さを楽し…

私が愛した悪役たち VOL.5

第41回 乾俊一(六三四の剣) 小さいころから剣の道を志し、ひたむきに修行を続ける少年・夏木六三四とその仲間とライバルたちの青春群像を描いたものが『六三四の剣』の大まかなあらすじであるが、その中でも一際異彩を放ち、六三四の宿命のライバル・藤…

私が愛した悪役たち VOL.4

第31回 金目 (伊賀の影丸) ぼくは、横山光輝さんの『伊賀の影丸』というマンガが大好きである。白土三平さんのもそうだが(いずれ書くと思う)「忍者マンガ」はいい。『戦いの美学』がある。 “努力や根性”で「うおぉぉぉ〜!」とか叫んで若さ爆発の戦い…

ルシオラ事件 展開編

登場以前・・・ 最初にルシオラが登場する前の設定を確認したい。「美神令子除霊事務所」は社長の美神令子とアルバイトの横島忠夫、そして幽霊のバイト「おキヌ」の三人でやってきた。 実はこのマンガ、すでに幽霊のおキヌちゃんの人気が主人公の美神さんの…

ルシオラ事件 序文

椎名「ええ。実をいうと、連載が軌道に乗って、長く続けられそうだってなったときに、最終回はどういう風に終わったらいいのか漠然と考えはじめて、おキヌちゃんを生き返らせて人間にしてあげて終わろうと思ったんです。だけど、これはあとでやるから今はや…

私の愛した悪役たち VOL.3

序文 昔から『悪役』に強い憧れのようなものを持っていて、何故か悪い奴らを応援してしまう。悪い事がしたい人間だったのか…それとも彼らが絶対に負けることが約束されてるからだろうか?悪役が何人ひとを殺そうがけっこう平気。悪徳商人が殿様に黄金色のお…

私の愛した悪役たち VOL.2

第11回 ウルフ金串 (あしたのジョー) 『あしたのジョー』には力石徹を筆頭にカーロス・リベラ、ホセ・メンドーサと魅力的な敵役が数多く登場する。そして、その作品性からか彼らには、主人公のジョーも含めて常に悲劇的な結末があたえられていた。 ウル…

私の愛した悪役たち VOL.1

序文 僕は昔からテレビ番組を観るたびに、そこに登場する個性的な悪役の方々にシビれてきた大の「悪役好き」である。その立場から言わせてもらうと最近、巷に出回っている「美形悪役」といわれる輩はどうも好きくない。彼らには「悪の信念」がないからだ。簡…

フィクションの構造

序文 『面白い』とは一体なんだろう?「人は生命を実感(逆説を含めた)したとき、悦びを感じる。つまり『物語』を『面白い』と感じることもそれに属するするものである」(この指摘を何かの本で読んだ事があるんですが、かなり正中を得ていると思っている)…